ヒラリー・クリントン女史のコメント2
ムハマド・ユヌス教授の今年度のノーベル平和賞受賞を祝したいと思います。
約20年前、ユヌス氏はアーカンサスにやってきてビルと私が合衆国でマイクロクレジットのプログラムを立ち上げるのを手伝ってくれました。そのとき以来、バングラデシュほか、世界中を旅すると、グラミン銀行のプログラムに参加しているたくさんの人に出会い、その貸付が彼らの人生を変えた様子を聞くことが何度もありました。私はこの、低所得層の女性たちとその家族を対象とするプロジェクトがもたらす有益な影響に感銘を受け続け、そして他の人々と同じようにユヌス氏を何度もこの賞に推薦したのです。
ほんのわずかのお金さえあれば、これらの貧困に苛まれる人々が経済的に自立ができるような家畜や手工業の材料に投資するチャンスを得ることができるのです。
マイクロクレジットのプログラムを通じて、世界中のもっとも貧しい人々が彼らの家族を、彼らのコミュニティを、あるいは彼らの国をよりよい未来へと導いているのであり、そしてその未来を作り出すのにユヌス氏は尽力しているのです。
ユヌス氏のすべての功績に謝意を表し、彼に心から祝辞を贈りたいと思います。