ユヌス教授の名言
”唯一貧困が存在してよい場所は、博物館の中だけである”
” お金のある人はビジネスを行い、貧しい人は寄付をしてもらう、というこの考え方を辞めなければならない”
” 私は、世界中の人が信じることで、貧困が無い世界を創れると強く信じている。貧困の無い世界で唯一貧困を見れることができる場所は博物館の中だけだ。子ども・生徒たちが貧困博物館を見学すると、彼らはこの卑劣さに怯え、悲しくなり、昔の人間たちが進んできた道を理解するだろう。彼らはこのような貧困を作り出した祖先を非難するだろう。”
” もし、貧しい人が自ら貧困に打ち勝つ1つのアクションを探しているならば、私は信用貸しに着目する。
”信用貸しは、人権として扱われるべき人の権利である。信用貸しが人権として認められれば、その他の人権が制定されやすくなるだろう。”
” 将来、「その人々は信用貸しに値する人なのか?」という問いは、「銀行はその人々にふさわしいのか?」という問いにとってかわるだろう。”
”私たちが銀行やその他の慣習を再設計することができた時にのみ、地球上から貧困をなくすことができる。もし、私たちが自分たちの方針や考えを見直せば、貧しい人々に対して違った考えを持つだろう。”
” …女性は彼女自身や子供たち、家のこと、食事についての考えを持っている。ビジョンがある。男性は自らが楽しむことばかり…。”
” …見えないベルリンの壁は取り除かれない。しかし、私たちはそれをしようともしない。貧しい人々について話す時はいつでも小切手を切って、面倒を見ようと話す―食べ物を与えたり、服を着せたり、住む場所を与えたり―。しかし、私たちはその壁には触らない。「壁の反対側に住まわせたまま、食べ物を少し与えてやろう。」とだけ言う。つまり、彼らは投げ銭がほしいわけでもない、恵みがほしいわけでもない、ただ平等な機会が欲しいのだ。彼らは、公平な扱いがされていない。貧困は、その人が持つ全ての人権を否定する。私は、彼らの人権確立について話をしている。もしそればできれば、壁は消えて、貧困もなくなるだろう。…”
” …小さな小さなことが100万回積み重なったとき、それは大きなものになる。それは、強い経済の土台となっている。女性たちがこの経済の土台作りに参加すれば、社会的・経済的によりよい社会を作る基礎になるだろう。…”
” 貧しい人自身が貧困のない社会を作り出すことができる―我々がすべきことは私たちが彼らを置いた貧困の連鎖から、彼らを解放することだ。”
”個々人が非常に重要である。それぞれの人がとてつもないポテンシャルを持っている。コミュニティ、国家、時代を越えて、のお互いに影響を与えている。”
” …人々が背景に抱える文化は変わるべきであり、変えることができる。…”
” 経済理論が人々のために機能しないとしたら、経済理論の何がよいのだろうか?”
” …文化は真逆の文化によって常に試されない限り、役に立たない。人々は文化を創る。文化が人を作る。—そこには2つの道がある。— 人々が文化の影に隠れてしまう時、その文化は死の文化である。”
” 自分の人生において仕事は探すべきものではなく、私の人生における使命は仕事を作ることだ。私は求職者ではない。職の提供者である。”
”政策は非難されるものだ。政府や人々が貧しい人々に提案できる唯一のことは施しをすることだ。貧しい人々は国から補助金を受け取ることができる。しかし、それは貧困の解決にはならない。”
” 私は、他の種類のビジネスを作ろうと提案している。それは、私たち全ての中にある「無欲」に基づいている。私はこれをソーシャルビジネスと呼んでいる。”
” 私は、ソーシャルビジネスは物事をするのに最も論理的なものであると考えている。もし、ソーシャルビジネスを行えば、現在私たちが抱えている全ての問題を減らすことができるだろう。”
” 私たちはバングラデシュにおいていくつかのソーシャルビジネスを行ってきた。私が問題を向き合う時はいつも、ただちに現地にいき、会社を設立している。それがまさに私が今までの人生で行ってきたことだ。”
” 近年の経済危機は現在のシステムがまったく機能していないことを明らかにした。まさに今、物事を元通りにし、新たな方法を確立するときである。”
”もし、あなたが貧困のない世界をつくるのは困難だと考えるならば、やってみよう。なぜならば、それは正しいことであるからだ。”
”私たちは植民地主義、奴隷制度、アパルトヘイトを廃止した。人々はそれは不可能だと考えていた。さあ、次なる不可能に挑戦しよう。楽しみながら挑み、貧困のない世界を作ろう。自らの選択で世界を創造していこう。”