BASF・グラミン
バングラデシュには高い割合でマラリアにかかりやすい地域があり(2007年には58,000人が新たに罹患)、これを受けてグラミンとBASFは共同事業を始めました。グラミンBASFでは、家族が蚊帳の中で眠ることでマラリアから身を守ることができる蚊帳を製品として作っており、これまでに50万個の蚊帳を生産しました。このジョイントベンチャーの基本理念は、貧しい人たちに対して、死に至る可能性のある病気から身を守ることができる手頃な価格帯の商品を開発することです。またグラミンBASFは、食事に振りかけて使う微量栄養素の小袋の製造も始めています。この製品によって、貧しい人々が日々の食事に不足している必須栄養素を摂取することができるようになります。